①指定の幅に合わせて部品を確認しながら間違いなくセットします。
②巻き取り部に材料を通す作業。幅ぴったりなのでなかなか難しい!
③設定数値に間違いがないか、慎重に確認しマシンのスイッチON。
④コイルについている印の部分は要チェック。キズなど異常がないか点検。
⑤無事スリット加工が終わった製品。1カットで約30kgほどもあるそう!
金属製造スタッフ
metalworking
今回は、金属の製造・加工にたずさわるスタッフのお仕事に突撃取材!さまざまな家電製品や自動車などに使われる製品を作る大きな工場内でのお仕事。その中でも今回は、出来上がった金属素材を仕上げる「スリット加工」スタッフに着目します♪
スリット加工ってどんなものですか?
「私たちの会社では、原材料を配合して金属を鋳造するところから圧延、切削、メッキなどといった加工を一貫して手がけています。その中でも、圧延してシート状にした巻物みたいな”コイル”と呼ばれる素材を、クライアントから指定された幅に切り分ける工程がスリット加工です。コイルと部品をセットして、幅など必要な数値を設定してスイッチを押せば、切る作業から巻き取りまで機械が自動的に行ってくれます」
気をつけなければいけないところは?
「やはりまずは”安全の確保“です。この機械では、金属を鋭いカッターで切っています。刃が回転しているときは不用意に近づかず、必ず機械が完全に停止してから近寄ります。これはこのスリット加工だけでなく、どの現場においても基本。仕事の内容について言えば、機械といえど必ず正確ではなくズレも出るのできちんと確認・チェックを怠らないこと。間違いのない品物を納品します」
どんな人が向いていると思いますか?
「私は、この会社でトータル20年目になります。スリット加工以外でも色々な工程を経験してきました。特にこの工程では手先の器用な方が向いていると思います。お客様に納品する製品の仕上げ段階の作業なので、ここでの失敗は取り返しがつきません。”力勝負なのでは?”と思われるかもしれませんが、逆に力はなくても大丈夫。作業支援ロボットを導入するなど、サポートも用意されています」
清峰金属工業株式会社
1898年創業、国内トップクラスの銅合金素材メーカーです。自動車やスマートフォンなど私たちの身のまわりで、清峰金属の製品と技術が使われています!
住所 | つくば市上広岡633 |
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TEL | 029-821-2510 |
HP | http://www.kiyomine.co.jp/ |